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老人ホーム探し「50の法則21」

大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。

本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から見学・体験入居の法則として
「法則21」を紹介させていただきます。

 

法則21:近隣との交流があるのは良い施設

 

入居を検討している施設が,その近隣の住民に好感を持たれているか,支えられているか

そのことを見極めることも非常に重要です。一番いい方法は,「近隣の人たちと避難訓練を

やっていますか?」 などと,周辺の人に一緒に活動しているかどうかを聞いてみることです。

近所のホームに見学や食事に来ているなど,何らかの交流があればまず問題ありません。

 

どうして近隣に好かれるホームと嫌われるホームがあるのでしょう。

オープン前に地域の区長(町内のリーダー)のところに,きちんと挨拶しているか,町内会費

を納めているか,地域のルールに従っているか,近所の人に笑顔で挨拶しているかなど,そ

んなちょっとしたことが近隣との関係を左右するのです。それができていないと,何かあった

とき冷たくあしらわれ,(老人ホームはどうしても救急車の出動がおおくなるので)「サイレンが

うるさい」 などと文句を言われることになるのです。

 

いったん関係がこじれても,ホームの努力で解消した事例もあります。

あるホームでは,最初,近所との折り合いが悪かったのですが,施設長が変わって,新施設

長がこれではいけないと,近所の家を一軒一軒,訪ねて回ってあいさつをしたそうです。

そのうちに,「お茶でもいかがですか?」と呼びかけて近くに住むお年寄りたちがホームに遊

びに来るようになり,その方々が不自由になってからホームに入居するようにもなったそうです。

もともとお年寄りを大切にするホームだったのですが,どこか誤解があったのでしょう。今では

近所の人達にも理解され,そのホームの入居率はいつも満室に近いということです。

 

地域に根ざしたホームであれば,近くの中学校や高校と交流を行っていることも多く,学生

ボランティアが定期的に訪れ,一緒に歌ったり,折り紙をしたりしています。若者と触れ合う

様子は見ているだけで心が温まります。

 

 

 

 

 

大阪市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。

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0120-788-334
shoukai.center@gmail.com

老人ホーム探し「50の法則⑳」

大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。

本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から見学・体験入居の法則として
「法則⑳」を紹介させていただきます。

 

法則20:できたばかりのホームはサービスが未知数

 

「○×ホーム、新規オープン!閑静な住宅街の一画で、笑顔ある暮らしを支える万全の

サポート体制!」 といったチラシを見かけました。

近くで老人ホームがオープンしたようです。どうせお金を出すのだから、何人も使った

後の居室に入るより、できたばかりのピカピカのホームのほうが気持ちいいと、あなた

は思うかもしれません。

 

でも私は、オープンしたばかりのホームを検討してもあまり意味がないと考えています。

「せめて10~15人の高齢者が入居し、半年ぐらい経過してからでないと施設を見に行

く価値はない」とお話ししています。例えば、次のような状況を思い浮かべてください。

2人の息子から「母さんも年を取ったし、そろそろ一緒に住まないか?」と言われました。

長男は商売がうまくいっていて、お金がたくさんあります。家も新築したばかり。広くて

部屋数もあり、インテリアも立派です。一方、次男は小さな会社のサラリーマン。築年数

の経った古い公団住宅でつつましい暮らしをしています。

 

この話だけを聞いたら、長男の家に行ったほうが幸せだと思うでしょう。ところが、長男

の家で暮らしてみると、想像とはまったく違っていて、優しそうに見えた嫁は性格が悪く

孫も意地悪でちっとも楽しくありません。日々神経をすり減らし、もう我慢の限界です。

ある日、次男の家に行ってみたら、親切な嫁と可愛い孫が一生懸命尽くしてくれます。

建物が古くても、狭くても、派手な暮らしができなくても、こちらの方が心豊かに笑って

暮らせそうです。気を使わずに済むのがどれだけ心地いいことかに気付きました。

 

真新しい老人ホームは確かに立派に見えます。汚れもありません。しかし、使用感が

ないということは、「そこで暮らす人の表情も見えない=サービス内容が未知数」とい

うことです。見学に行くと、ついつい建物の新しさや設備の豪華さに目を奪われてし

まうものですが、大事なのはサービス内容やお世話をしてくれるスタッフの人柄です。

どんな人がどんなふうに接してくれるのか。意地悪な人、つっけんどんな人、不親切

な人にお世話をされて、人生の後半戦を幸せに暮らすことはできません。

だからこそ,「せめて10~15人の高齢者が入居し,半年ぐらいしてからでないと,見に

行く価値がない」とお話ししているのです。

 

オープンと同時に部屋がほぼ埋まっているホームもあり,「そういうホームなら大丈夫

じゃないか?早く申し込まないと,もし入れなかったら大変だ」と思うかもしれません。

ですが,焦る必要はありません。

一般的には,できたばかりのホームがすぐに満室になることは,まずありません。

埋まるとしたら,複数の病院から退院患者を受け入れている施設か,前にも述べた

ように「高い紹介料」で無理やり集めた可能性があります。

良心的なホームであれば,仮に申し込みが殺到していたとしても,オープンと同時に

入居者を全員入れるということはまずありません。なぜなら,新設したホームでいきな

り満室にすれば,サービスが行き届かなくなることがわかっているからです。どんなに

実績のあるホームでも,スタッフが慣れるまでにはある程度の時間がかかります。

 

老人ホームはいずれ空き部屋が出ます。一般に,一年間で入居者が亡くなる割合は

健常型で1割前後,介護型で2割前後といわれています。運営者にとっては,空き部

屋の状態が長く続かないようにすることが大事です。その際,「今,入れば優遇します」

などと営業してくるホームは,あまり質がいいとはいえません。新しい入居者を募集す

る際に,宣伝や広告をする必要がないところが高い評判のホームなのです。

 

運営・管理の良さがホームの実力です。実力のあるホームは口コミや評判で,すぐに

次の入居者が決まってしまいます。やり過ぎなくらいの宣伝や広告に頼らなければ入

居者が集まらない施設は,実力がないといえるのです。

 

 

 

 

 

 

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亡くなった親のもとに海外居住の家族が駆け付けるまでに・・・・・

大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。

本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」からコラムを紹介させていただきます。

 

最近,海外にお住まいの方から,日本におられる老親のホーム探しを依頼されることが増えて

きました。海外に住んでいると,ホームに入居した親のもとに頻繁にお見舞いに来るのは難しく

親が体調を崩しても,すぐに駆け付けることができません。

 

切実な問題となっているのが,入居していた老親が逝去された後の対応です。亡くなったとの

連絡を受けても,すぐに戻ってくることができない方もいます。その際,末期の水は取れなくて

も,荼毘に付す前に一目,顔を見たいというのが人情でしょう。

私は,家賃などの連帯保証人は無理ですが,いざというときの身元引受人となって,ご家族が

帰国されるまでの本人の居室でご遺体のお守りをさせていただくこともあります。この身元引受

人としての立場からも,ホームの良しあしを感じることがあります。

 

私が評価しているホームに,こうした際の対応を聞くと,「万が一のときも,自宅と同じようにお使

いいただけます」 といった言葉が即座に返ってきます。暮らしていた自室に棺を置き,施設のス

タッフが数珠を手に,家族が揃うのを待つのです。

ただ,家族の帰国まで居室でご遺体をお守りするホームは,まだ少ないのが現状です。ホーム

によっては,臨終後,数時間以内に遺体の引き取りを求めるところもあるようです。家族が戻る

まで葬儀社の霊安室で待たせることを私は忍びなく感じます。

湯灌とお化粧を施してもらい,用意した服装に着替えて,帰国した家族とゆっくりとお別れする

時間を待つ。こうした気遣いがある施設こそ「終の棲家」と呼ぶに値するのではないでしょうか。

 

 

 

 

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老人ホーム探し「50の法則⑲」

大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。

本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から見学・体験入居の法則として
「法則⑲」を紹介させていただきます。

 

法則19:ホームに残る 「におい」 は手抜きの証拠

 

みなさんは,老人ホームは多少においがあって当たり前と思っていませんか?

しかし,それは入居者へのケアがおろそかな施設といえます。

 

見た目はごまかせても,においだけはごまかすことができません。入居者に対して手を抜いて

いるホームは,建物に入った瞬間からにおいを感じます。フロアや居室も独特のにおいを放っ

ているものです。有料老人ホームをいくつか回ってみれば,私が言わんとしていることがみな

さんにもよくわかることでしょう。

何とも言えないにおいを感じたら,まずは避けた方が賢明です。

 

においの原因の多くは「加齢臭」と「アンモニア」です。

「加齢臭」が漂っているのは,換気がきちんとできていなかったり,入浴をおろそかにして清潔

になっていなかったり,パジャマのままで過ごしたりしているからです。

「アンモニア臭」は尿の排泄・失禁の処理が適切になされていないのでしょう。自力で排尿でき

ない方の留置カテーテルの袋 (蓄尿バック) に,尿が溜まったままになっている。あるいは,失

禁した後の処理がきちんとされていないことや,おむつの交換の間隔が長いといった理由が挙

げられます。

このにおいは換気や空気清浄機,脱臭機だけでは解決しません。一番効果的なのは,すぐに

対処することです。そうすればにおいはまず残りません。ところが,ほかのことで手が離せない

今は忙しいからといって時間が経ってから対処すると,こびりついたようなにおいが残ってしま

う。さらに,消毒液や臭い消しで後からにおいをごまかそうとすると,余計に嫌なにおいになっ

てしまうのです。

 

入口で嫌なにおいを感じなかったとしても,トイレで感じることがあります。においに敏感な施設

であれば,においの発生源になりやすいトイレもこまめに掃除しているはずです。その反対で,

トイレがくさい,便器のまわりの目地が黒ずんでいる,トイレットペーパーが切れているなど,見

学者も使うトイレが無頓着に放置されていたら,そのホームは手抜きをしている可能性が高いと

思います。

 

そこで働いている職員たちは鼻が慣れ,においに鈍感になっているかもしれませんが,見学者

には嫌でも感じとれてしまうもの。裏を返せば,見学者ににおいを意識させないホームは,ほか

の面においても優れている可能性が高いということです。建物が古い・新しいにかかわらず,手

を抜けばすぐににおいは付いてしまいます。「ホームに着いたら,まずにおいを嗅いでみる」のも

いいホームを見分けるための大事なポイントです。

 

 

 

 

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