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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第1章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第一章
「老いることへの心構え」から,ご紹介させていただきます。
~第一章~ 老いることへの心構え
「高齢になって初めて得られる心得」
人間は誰もが平等に年をとりますが,年をとるということには二つの見方があります。一つ
は加点法です。
減点法とは,失うもので測る方法です。職業・肩書・地位・収入・体力・配偶者・友人・夢。
もちろん,加齢や心身機能の低下によって救済が必要になることも,減点といえるでしょう。
一方,加点法とは,得るもので測る方法です。選択眼・思考力・英知・観賞力・戦略眼・人
生経験・・・・・。先ほども述べましたが,最期まで成長・成熟・完成を目指し,知ること・学ぶ
こと,世のため人のために貢献する意欲を持ち続けることも加点です。
私が考える豊かな年のとり方とは加点法で考えること,つまり,自分が自分であることの自覚
と自信を持ち,自分と社会とのつながりを考え,体力や気力といったエネルギーを維持管理
しながら,行動の中心となる考え方に自分らしいと言える「たしかな個性が存在する」ことだと
思います。
残念なことに,必ずしもすべての人が,加点法で豊かに年をとっていくわけではありません。
また,今後,日本人の寿命はどんどん延び続け,人生90年時代になれば,認知症や車イス
生活になる人の数は否応なく増えていくことでしょう。そのとき,理性や知性は失われていく
かもしれませんが,感情だけは最後の最後まで残ります。
しかし,それも悪いことではありません。私はよく人間を車にたとえるのですが,「知性」をハン
ドルとするなら,「理性」はブレーキ,「感情」はエンジンです。ここは右へ行った方が安全だ
ここで左に曲がれば間違いないとハンドルを切るのは「知性」。危ない,やめたほうがいい,こ
こは踏みとどまるべきだとブレーキを踏むのは「理性」のなせる技です。でも,肝心なのは,
何といってもエンジンでしょう。前へ進む力,エモーション(感情)です。ビジネスの現場では
感情的になることを忌み嫌うものですが,結局のところ,人生の生きる原動力でもっとも大事
なのは「感情」なのです。
たとえば,やらねばならない仕事のために早起きすることは苦痛を伴います。「布団をはねの
けて床に立つ」という簡単な動作も,理性なしには容易にできるものではありません。これを
毎日繰り返しているサラリーマンは,実に立派な理性を持っていると言えるでしょう。ところが
「今日はゴルフだ」「今日から旅行だ」となったらどうでしょう? 目覚まし時計の力を借りるま
でもなく勝手に目が覚め,無意識にベッドから抜け出ているのではないでしょうか。それがエモ
ーションです。
年をとり,何かに強制されることがなくなったら,おのずと理性や知性の出番は減ってしまいます。
その代わりに活躍するのが感情です。エモーショナルにワクワクすることをたくさん持っている人
こそ,いつまでも元気で若々しくいられるのです。
そう考えると,いつまでも理性や知性を引きずっていることは,あまり役に立たないのかもしれません。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com
老人ホームを探すときにまとめるポイント
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「岡田」です。
老人ホームをお探しになるうえでのポイントを下記にまとめました。
老人ホームをお探しになる上で【まとめるポイント】
- 立地は、ご本人の住み慣れた地域かご家族が訪問しやすい場所がいいか
- 必要な介護、医療サービスは何か
- その他こだわりポイントはあるか(アクティビティが充実している、スタッフの雰囲気等)
- 身体の状況、介護や日常生活の支援がどの程度必要か
- 通院の必要はあるか
- 医療ケアの必要な持病はあるか
- 認知症の有無、程度とケア状況
などたくさんおまとめする点があるかと思います。
ぜひお気軽に大阪老人ホーム・介護施設紹介センターまでご連絡ください。
無料にて気になる点のアドバイス、ご提案をさせていただきます。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334 (通話料無料)
絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第1章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第一章
「老いることへの心構え」から,ご紹介させていただきます。
~第一章~ 老いることへの心構え
「アメリカのシニアマーケティングから学ぶ・その2」
アメリカのシニアマーケティングについて,もう少し話を続けます。
日本の老人ホームに暮らす人たちは百人百様,一人ひとりこれまで生きてきた人生の
バックグラウンドも違えば,個性も違います。一つのホームの中に,住んでいた地域も
経歴も,職業もバラバラな人たちが同居しているのが,日本の有料老人ホームの一つ
の特徴であり,言ってみれば「お金さえ払えば,どなたでもご自由にご入居ください」と
いうスタンスです。
しかし,アメリカにはそれがありません。入居希望者がホームを選ぶのではなく,ホーム
側が自分たちの経営理念に合った入居者を選ぶのです。そこがまた,アメリカのシニア
マーケティングの優れているところでしょう。
たとえば,フロリダのあるホームは,支配人が入居希望者と一緒にランチを食べながら
面接し,食事のマナーや会話の内容を吟味して,そのホームに向かない人だと思えば
いくらお金持ちの人であろうと入居を断るそうです。
アメリカの有料老人ホームの特徴は,アットホームでにぎやかなホームか,食堂に入る
のにドレスコードがあるようなホテル風のホームかで,それぞれ建物のデザインも違いま
すが,それと同時に「こういうライフスタイルの人に来てほしい」というコンセプトを打ち出
している点です。老人ホームのコンセプトが明確なため,人間関係によるもめ事も少な
いようです。
有料老人ホームでなにかと問題になるのは,やはり人間関係です。入居者間のささい
な感情の行き違いが大事に発展し,それが原因で退去する人も少なくありません。ホテ
ルやマンションとの一番大きな違いは,食堂やレクリエーションルームなどで入居者同
士が一緒に過ごす時間が長く,関係がより緊密になることです。集団で暮らす以上,同
じようなライフスタイルを持った人同士のほうが会話もよりスムーズになり,お互いを思い
やって気持ちよく過ごすことができるのは明らかでしょう。
残念ながら,日本ではまだそこまで至っていません。何しろお金さえ払えば,誰もが希望
するホームに入居できるというのが現状ですから。極端な例をいえば,元役所勤めの人
と自由業や自営業の人が,同じ屋根の下に暮らすこともあります。この人たちが同じ食卓
に着いたとしたら,晩酌のペースも違えば,話の興味も内容も違う。最初は遠慮し合って
いてもそのうちにストレスがたまり,どちらかが爆発して・・・・というケースも否定できません。
地域性も重要です。下町に住んでいた専業主婦が山の手のホームに入り,ツンとすました
奥様たちと一緒に住んでも,ちっとも会話が弾まず面白くありません。そのため誰ともなじめ
ず,結局,退去することになったという例も多いのです。入居する側のチェックも,受け入れ
る側の配慮も,どちらも十分ではないというのが現状です。
その一方で,アメリカに比べて日本の方がはるかに優れている点もあります。職員の入居者
への態度です。ふた昔前までは三世代が同居するのが当たり前だったせいか,日本のスタ
ッフはお年寄りに対する接し方に慣れているように感じます。長い人生を生きてきた人を自然
と敬い,大事にする気持ちを持っていることが,きめ細かな心配りやサービスに表れているよ
うに思います。若い職員の中には入居者を「ちゃん」づけで呼ぶような不届き者もたまにはい
ますが,だいたいの職員が徹底して入居者の話を聞く,余計な意見をはさまず相槌を打つな
ど,ていねいな対応には好感が持てます。それはアメリカ人も認めていて,「老人ホームビジ
ネスを成功させたかったら,日本人の態度を見習え」という専門家もいるほどです。
ですから,一概に日本が遅れているかというと,そういうわけではありません。優れたソフトと
ハード面をいかに融合させて,強い経営基盤をつくっていくか。それが結果として,「入居者
が安心して最期まで暮らせる」重要なキーポイントになると思います。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com
絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第1章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第一章
「老いることへの心構え」から,ご紹介させていただきます。
~第一章~ 老いることへの心構え
「アメリカのシニアマーケティングから学ぶ・その1」
シニア層に対する誤解。これは日本に限ったことではありません。欧米でも広告代理店
がマーケティングした場合は,お年寄りの深層心理がわからないので間違ったアプロー
チや宣伝をしてしまうことはあります。
シルバービジネスの本場アメリカでも,高齢消費者に通用する明快なマーケティング理
論はないのですが,一つだけ,大変面白いものがありました。ワシントンDCの郊外に住
むデビット・B・ウルフ氏が唱えるアチュアリティ・マーケティングです。この理論は「中高
年以上の年齢層では,もの,サービスのニーズは若年層と異なるが,この違いは年齢に
よるものではなく,精神,人格の成熟度,完成度のレベルによるものである」というものです。
この理論の実施により,劇的な成功を収めた事例をご紹介しましょう。
ドラマは1990年代初め,オハイオ州にあったソサイアティ・バンクという地方銀行で起こり
ました。この銀行の預金者のうち高齢者の割合が20パーセント近くになったため,彼ら高
齢預金者に対応しなくてはならない若いカウンター業務行員にストレスが生じてしまった
そうです。そしてわずか一年間で,30パーセントもの離職者が出るという問題が発生しまし
た。そこで労務担当のマーク・クーパー氏は,ウルフ氏のマーケティング理論にならい,若
いカウンター業務の行員に対して,「年をとるとはどういうことか」「高齢者がものを選び,もの
を買うときの基準と動機はどのようなものか」「それらを理解し,高齢者とコミュニケートしなけ
ればならない」という教育を行いました。その結果,3年間で離職率が30パーセントから6パ
ーセントに減ったそうです。また,高齢預金者は,約3万6000人から4倍以上の約15万人
へ。さらに一人当たりの平均預金高が,1万1000ドルから4倍以上の4万6000ドルへと,
驚くべき変化を遂げたのです。
これまでのシニア層に対する考え方は,「高齢者は心身機能が衰え,無気力,無感動な弱
者である」というものでした。それを,「高齢者は判断能力,思慮深さ,英知,人生経験を備え
,たとえ身体機能は低下しても精神機能は衰えず,最期のときまで成長,成熟,完成を目指
し,世のため人のために貢献する意欲を持ち続ける人たちである」へと基本姿勢をシフトする
ことで,若い行員たちの接客マナーがガラッと変わり,金融商品は何も変わってないのに,大
きな変化が生まれたのです。シニアに対するこのような接客方法を,日本もぜひ見習うべきだ
と思います。
話を老人ホームに戻すと,アメリカの施設の多くは,高齢者の心理や気持ちを察し,共感を得
られる対応をしているように思います。それはサービスやマナーばかりではありません。日本と
アメリカの老人ホームの一番の違いは,実は建物に表れています。
老人ホームをデザインするとき,アメリカではまず地域性を重視して建築しています。ニューイ
ングランド地方のボストンであれば英国風のグレーを基調にした美しいレンガづくりの建物,ア
リゾナ州のフェニックスではサウスウエスタン地方らしい明るいオフホワイトの壁に緑や茶色の
屋根といった具合です。決してカリフォルニアにニューイングランド風の建物は建てませんし,
サウスウエストの砂漠にミッドウエストスタイルの建物は建てません。
もうひとつ特徴的なのは,入居者が若かった時代の風俗や建物を再現していることです。
認知症のホームによく見られる傾向ですが,ノスタルジックな環境や雰囲気をつくることで,
入居者の精神状態が安定するのだそうです。日本でいえば,映画 『ALWAYS 三丁目の
夕日』に出てくる昭和30年代初期の建物といった感じでしょうか。
ところが,日本はどうでしょう。青森風のホームや鹿児島風のホームなど,聞いたこともあり
ません。日本では全国どこへ行っても,大手ハウスメーカーの同じような工法で建てられて
いることもあり,これではローカリティどころかデリカシーもないように思うのは私だけでしょうか。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
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