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老人ホーム探し「50の法則48」
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から分析・決断の法則として
「法則48」を紹介させていただきます。
法則48:「看取り」と「認知症」への対応は施設の良しあしのバロメーター
私は,「看取り」と「認知症」への対応や考え方が,施設の良しあしを測る重要なバロ
メーターになると考えています。
ボディ (体)・マインド (心)・スピリット (魂) ―。この三つのバランスが取れていることこ
そ,快適で,満足のいく,納得できる人生をまっとうするために必要なのではないでし
ょうか。スタッフが気持ちを込めて親身に入居者のお世話をすれば,どのホームでも
ボディ (体) とマインド (心) のバランスを維持できるはずです。
ただ,「スピリット(魂)」については,一人ひとりの考え方や宗教観が違うため,施設側
で何ができるかを一概に言うことはできません。多様な宗教を容認するアメリカの老人
ホームを訪問すると,あちこちで 「BODY’ MIND’ SPIRIT」 という表現を耳にします。
これは「体・心・魂」のすべてに配慮が行き届いているかを,運営者が常に意識してい
るからです。
アメリカの場合は老人ホームに礼拝堂があるのが一般的で,プロテスタントやカトリック
の神父が定期的に訪れ,祈りを捧げています。人は死に対する不安や怯えを確実に
持っているため,宗教の儀式を通して死を迎えるお膳立てがなされています。
日本の大方の老人ホームでは世間一般と同じように,宗教の話はタブーとされています。
死に関するカウンセリングなども行わないところがほとんどです。しかし,私は「スピリット
(魂)」に対するケアも大切だと考えています。「看取り」と「認知症」への対応こそ,「スピ
リット(魂)」に対するケアなのです。日本では,多くの老人ホームの運営者が,特に「看
取り」について深く考えることを避けているように思います。
良いホームは魂の領域に真正面から取り組もうとしているはずです。経営者やスタッフ
との会話などを通じて,そのことを確認してください。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com
老人ホーム探し「50の法則47」
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から分析・決断の法則として
「法則47」を紹介させていただきます。
法則47:24時間看護にこだわるより緊急時の迅速で適切な対応を重視
介護施設に医療的な支援,サポートは欠かせません。しかし,看護師が24時間常駐
するといった十分な体制を整えると,かなりのコストがかかります。当然,入居にかかる
費用も高くなります。よほど医療依存度が高い方は別として,一般的には24時間看護
の体制は贅沢といえるかもしれません。
現実的には,24時間看護にこだわるよりも,病気やケガの場合に速やかに医師を手配
してくれるか,病院に付き添ってくれるかが大事になります。家族への連絡の際の気遣
い,配慮も重要です。終末ケアなどについて,わかりやすい説明やアドバイスをしてくれ
る医師とのチームワーク,延命治療,尊厳死,平穏死などについても相談できると入居
後も安心です。
医療機関との提携,協力体制について,消費者が期待するほど手厚い24時間体制を
とっている施設はごくまれなのです。いまは往診ドクターとの契約が主流のようですが,
連絡すればすぐに対応してくれる「オンコール体制」を整備しているといっても,その内
容はピンからキリまであります。
ですから,「24時間介護」があるかないかにこだわるより,救急時,入院時にどのような
対応をしているかを重視した方がいいと思います。入院する場合に,付き添いや洗濯物
の処理などを誰がどれほどの頻度で,いくらでやってくれるのか。看護師がクリニック,
病院の付き添いも行ってくれるのか。病院の付き添いに費用がかかるのか。これらにつ
いて,施設に確認しておきましょう。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com
自立している方の受け入れ
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「山本」です。
今回は、元気な方も受け入れてくれる老人ホームについて紹介したいと思います。
最近あった相談として、ご本人から直接の連絡で、「現状は身の回りのことはすべて自分で
行えるが、独居で自分自身も80歳を超えて、今後の生活が心配であるため老人ホーム
を探していただけないか?」という内容でした。
老人ホームや介護施設と言えば、「介護を必要とする人が入居する場所」というイメージが
あるのではないでしょうか?
老人ホームは介護度の高い方を優先して入居することが多い為、自立の方は入居が難しい
場合があります。ですが、中には生活において自立している方も入居してらっしゃる
老人ホームも多数あります。
相談者の方に対しては、身の回りのことをすべて手厚くサポートしてくれるところではなく、
家事などの自分自身でできることは積極的に行うことが出来る施設を提案しました。
そのような方の場合は、入居したからといって、サポートをし過ぎてしまうと、かえって
認知症の発症等や要介護の原因となってしまいます。
現在では、独居の時は寂しさを感じることもありましたが、老人ホームでの共同生活で気
心の知れた仲間もでき、楽しく生活されていると聞いています。
自立の方でも受け入れてくれる施設をお探しの方も、ぜひ一度ご相談ください。
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老人ホーム探し「50の法則46」
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から分析・決断の法則として
「法則46」を紹介させていただきます。
法則46:決算書の数字は判断の参考程度にとどめる
老人ホームを選ぶ基準で大切なのは,ケアとサービスの質です。ただ,安心して入居を
続けるという点では,無理のない黒字経営,財務の健全さを見過ごすことができません。
入居を真剣に検討する老人ホームに出会ったら,財務の体質をチェックする方法を考え
ましょう。
社会福祉法人,医療法人,財団法人などで財務諸表の閲覧ができる場合は,これを見
せてもらいましょう。自分で読めない場合は,知り合いの会計士,税理士などに見てもらう
のもいいでしょう。できれば直近3年分の決算書をチェックしたいところです。開設後3年
未満の老人ホームは,財務諸表だけでは判断が難しいといえます。
財務諸表が公表されていない場合は,単刀直入に財務の状況を知りたい旨を伝えて,
見せてもらえる資料があるか聞いてみましょう。財務諸表公開の義務がない法人でも,こ
うした要望にどのように対応するかがわかれば,それはそれで大きな収穫です。誠実な
対応や,率直で正直な説明があれば,評価していいと思います。
決算書などを提供してもらえなくても,健全な経営かどうかを推察できるデータがあります。
事業年数,入居率,職員の回転率(毎年の死亡,退去数),宣伝広告費,営業方法など
です。
入居率も経営を左右する最重要指標です。老人ホーム事業の成功は,まずオープン後
いかに早く満室にするかで決まります。満室までに要する期間は一概に言えませんが,大
まかな目安として介護専門型の老人ホームで2年から3年,健常者を受け入れる混合型の
場合は5~10年くらいが普通でしょう。100室を超える規模ですと,15年くらいかかった例
もあります。
不思議なことに,料金が割高で,サービスも劣り,立地が好ましくないようなホームでも開業
後2~3年でなぜか3割は埋まるのです。これは料金に無頓着で,地元に固執する高齢者
が意外と多く,サービスの基準にかかわらずに選ぶ利用者,家族がいることを示しています。
残念ながら,本人の意思や好み,ニーズを理解していない家族が,深い考えもなく,単に
近くにあったホームを選んだとしか思えないこともあります。
施設の損益分岐を考えると,健全な入居率は80~95%でしょう。一度,満室になっても,
死亡,退去,転居によって,毎年,必ずいくつかの空室が生じることが老人ホームの宿命
です。また,空室が出ればすぐに埋めたいと思うのが経営者です。しかし,待機者が列を
なしている施設以外は,すぐには埋まらず集客に苦労しています。
そもそも介護保険の給付があることから,日本では法人の大小に関係なく,普通の運営・
管理をしていれば,大きな赤字を抱えたり,負債が発生したりしないと思います。債務超
過という事態には,介護事業以外の不動産投資など,本業以外の要因があることも多い
のです。
ただ,決算資料だけでは読みきれないので,これだけで入居先を選ぶようなことはやめて
ください。粉飾していることもあり得るのです。また,法人格(株式会社,有限会社,NPO,
社会福祉法人,財団法人,医療法人など)や法人の大小,上場しているかどうか,系列,
多角化,副業,兼業,専業,各種協会,団体への加盟などの情報では,施設の良しあし
はわかりません。決算書のチェックは,入居を判断する上では,あくまで参考にとどめてく
ださい。
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