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老人ホーム見学への同行
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日も父親の入居先ホームを探しておられるご家族と老人ホームの見学に同行して
まいりました。
我々は原則として見学には同行することにしています,方針でもありサービスの一環
でもあるのですが,相談してこられる方々のほとんどがこのうような経験が初めてで
あり,老人ホームの見学に行っても何を質問してよいのか分からないというのが実際
のところです。
見学の際に何を質問するべきなのか,またホームによって案内の内容・時間・レベル
も様々です。プレゼンが上手だということだけで決めてしまうことがないように本当
の意味でそのホームを知ってもらうお手伝いをすることが我々の役目です。
見学者に対するホーム側の案内は当然ながら良いところや自慢できる部分を中心にPR
することになります。そうなると見学者の方からすると,このホームに入れば何でもし
てもらえるから安心だとなってしまいがちです。
それでなくとも老人ホームへの入居を考えておられる方やご家族は老人ホームに入れ
ば,食事から排せつ・着替え・入浴・掃除・洗濯・話相手・24時間の見守りまで何で
もしてくれると思っている方が多いのも事実です。
そこで大切なことは,この老人ホームで「できないこと」は何なのかを聞き出して
理解してもらうことなのです。そうしておかないと入居後のクレームやトラブルに
なる可能性が非常に高まります。
そのために,事実を知ってもらうために時には厳しい質問をホームの担当者に投げ
かけることもあります。私が見学の同行時や事前の視察の際に必ず聞く質問を一部
紹介させていただきます。
・強度認知症の受入れ及び対応
・看取りの実績
・訪問診療医の方針
・備蓄(食糧・介護用品)
・退去時の費用
・夜間勤務者数,緊急動員体制
・90歳以上の入居者数
・救急車の搬送先で立ち往生することはないか
・搬送先の病院
・食事の融通
・レクリエーション,外出
・リハビリの内容,回数
・介護への方針,理念
・管理者(施設長)のキャリア,着任期間
ets
これらの質問のなかで「できること」「できないこと」を明確にしていきながら老人
ホームとはどのようなところであるのか,しっかりと理解していただき,そのなかで
最適な入居先を選定していただきます。
大阪市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com
老人ホーム探し「50の法則④」
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から準備段階の法則として
「法則④」を紹介させていただきます。
法則4:「人とサービス80点・建物設備20点」で判断する
建物の良しあしだけで,ホームを決めてはいけません。判断の基本は「人とサービス」
を重視することです。
●施設の現場をチェックする際の配点
建物 → 堅牢・耐震・水害・斜面・美観 5点
設備 → 機能・安全・外観・使い勝手・手入れ 5点
インテリア → 和み・落着き・文化・アート 5点
メンテナンス → 安全・清潔・衛生・物を大切 5点
建物・施設 合計 20点
玄関・ロビーの空気 → 賑わい・温もり・連帯感 10点
スタッフの動き → やる気・自主性・初心・プロ意識 10点
管理者 → 人間力・率先垂範・上下配慮・指導力 10点
運営会社 → 理念・展望・哲学・誠実・待遇・方法 10点
入居者の表情 → 笑顔・生気・会話・和み・目力 20点
スタッフの表情 → 服装・言葉・ストレス・不安・不満20点
人・サービス 合計 80点
合計が70点以上であれば高水準です。私が施設を評価する際には,総費用からみた
サービスの質が妥当か割安か,また立地や清掃,食事の工夫,娯楽の充実など細かい
項目もチェックして,総合的に格付けしています。
ただ,繰り返しますが,老人ホームを評価する際には,建物や設備などの形になって
いるものだけとらわれるのではなく,「人」の表情や考え方,動きを重視して下さい。
大阪市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com
介護現場の人手不足(採用難)
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
先日このブログでもご紹介しました,この12月1日よりオープンし入居者受入れを進
めておられる住宅型有料老人ホームですが,営業活動の成果もあって思いのほか多数
の申し込みが入っているようです。
我々もこれまでに4名の方をご紹介させていただき,ホーム見学から入居手続きへと
進めております。
オープンして今日で2日目ですが受入れ業務に追われているようです,大阪市内でも
激戦区といえる生野区において順調に申し込みが来ている背景には営業の成果もある
と思いますが,実質医療法人が運営しており,病院が隣接していることなどから医療
体制が整っていることが大きな要因だと考えています。
しかし,そこで発生している大きな問題があります。
思った以上に入居申し込みが入っていることから,施設スタッフの採用を当初予定
から前倒しする必要が出ているのですが,これが今ほんとうに大変なんです。
老人ホームを中心に多くの介護現場で人材不足・採用難が課題となっています。
わたしも以前の職場で医師や看護師を中心とした医療人材や介護人材の採用に深く
関わっていたこともあり,少し提案をさせていただきました。
まず,採用にも戦略が必要であるということ
・同業他社がどこへどのような募集広告を出しているのか・・
・応募者はどのような採用ルートから応募しているのか・・
・採用にどれくらいの予算を組めるのか・・
・採用ルートはどのようなものがあるのか・・
・募集原稿の内容はどのようなものにするのか・・
・どのような人材を募集するのか・・
上記のような内容についてしっかりと計画を立てることが最低限の戦略です。
それぞれの項目について細かく説明すると長くなりますので,ここでは行いませんが
特に,どのような媒体に募集を出すのか,その原稿はどのような内容にするのかが
重要です。
そして,その内容が自社のホームページを含めて一貫していることと,会社を挙げて
採用活動をすること,これが最重要です。
募集広告や紹介業者を含めるとほんとうにたくさんの媒体があり,どこを選ぶのか
どのような出し方をするのか,コツがあります。
詳しくはお問い合わせください。
大阪市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
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家族の望む施設介護
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
今週末も入居先の老人ホームを探しておられる複数のご家族とホーム見学に同行させて
いただきました。どうしてもホーム見学は週末に偏ってしまいます。
その中でも特別印象に残った相談があったのでご紹介させていただきます。
ご本人は現在大阪市内の病院に脳出血で入院され,栄養摂取のために胃ろうを造設して
現在はリハビリ病棟に移っています。
退院の期日が迫っていることもあり,ご家族の方が入居先のホームを探しておられるの
ですが,胃ろうであることからも夜間を含む喀痰吸引が日に何度か必要になるようです。
先日のブログでも書きましたが,夜間の痰吸引に対応してもらえるホームは非常に少な
いのが現状です。
当初は自宅の近隣で探していましたが,思うようなホームが見つからず今は大阪市外
までエリアを広げており,今回のホーム見学に至りました。
少ないとはいえエリアを少し広げてもらえば24時間の看護体制が整ったホームは見つか
ります,しかし今回はこの条件に加えてご本人とご家族のこだわりがありました。
現在入院中の病院でもそうなのですが,ご本人は尿意・便意があります,したがって
その際にはナースコールによって意思表示をされ都度介助を受けながら排泄を行います。
しかし夜間であったり,場合によっては日中であっても人出不足を理由に介助をしても
らえないことがあるというのです。
言葉を発することができないご本人は,筆談でその辛さを家族に訴えかけるそうです
トイレに行きたいのに介助してもらえないがために,オムツにせざるを得ない辛さを
家族の方から涙ながらに伺いました。
想像に堪えません,もし自分の両親が,もしくは将来自分がこの様な状態になったとき。
とにかく徹底的に確認をしました,「日中も夜間にもかかわらず排せつ介助をもれなく
提供してくれますか?」
驚くことに「約束はできません,特に夜間は」これが多くのホームからの回答です。
幸いなことに,今週末に見学したあるホームからは約束を得られました,このホームは
リハビリも充実していることからも当日の仮契約に至りました。
当然ながら我々は入居後もモニタリングを続けます,本当にご家族が望む介護が提供さ
れているのか,このホームに入って良かったと思っていただけることを祈っています。
大阪市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
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