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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第1章~

大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。

本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第一章

「老いることへの心構え」から,ご紹介させていただきます。

 

~第一章~  老いることへの心構え

「アメリカのシニアマーケティングから学ぶ・その2」

 

アメリカのシニアマーケティングについて,もう少し話を続けます。

日本の老人ホームに暮らす人たちは百人百様,一人ひとりこれまで生きてきた人生の

バックグラウンドも違えば,個性も違います。一つのホームの中に,住んでいた地域も

経歴も,職業もバラバラな人たちが同居しているのが,日本の有料老人ホームの一つ

の特徴であり,言ってみれば「お金さえ払えば,どなたでもご自由にご入居ください」と

いうスタンスです。

 

しかし,アメリカにはそれがありません。入居希望者がホームを選ぶのではなく,ホーム

側が自分たちの経営理念に合った入居者を選ぶのです。そこがまた,アメリカのシニア

マーケティングの優れているところでしょう。

たとえば,フロリダのあるホームは,支配人が入居希望者と一緒にランチを食べながら

面接し,食事のマナーや会話の内容を吟味して,そのホームに向かない人だと思えば

いくらお金持ちの人であろうと入居を断るそうです。

アメリカの有料老人ホームの特徴は,アットホームでにぎやかなホームか,食堂に入る

のにドレスコードがあるようなホテル風のホームかで,それぞれ建物のデザインも違いま

すが,それと同時に「こういうライフスタイルの人に来てほしい」というコンセプトを打ち出

している点です。老人ホームのコンセプトが明確なため,人間関係によるもめ事も少な

いようです。

 

有料老人ホームでなにかと問題になるのは,やはり人間関係です。入居者間のささい

な感情の行き違いが大事に発展し,それが原因で退去する人も少なくありません。ホテ

ルやマンションとの一番大きな違いは,食堂やレクリエーションルームなどで入居者同

士が一緒に過ごす時間が長く,関係がより緊密になることです。集団で暮らす以上,同

じようなライフスタイルを持った人同士のほうが会話もよりスムーズになり,お互いを思い

やって気持ちよく過ごすことができるのは明らかでしょう。

 

残念ながら,日本ではまだそこまで至っていません。何しろお金さえ払えば,誰もが希望

するホームに入居できるというのが現状ですから。極端な例をいえば,元役所勤めの人

と自由業や自営業の人が,同じ屋根の下に暮らすこともあります。この人たちが同じ食卓

に着いたとしたら,晩酌のペースも違えば,話の興味も内容も違う。最初は遠慮し合って

いてもそのうちにストレスがたまり,どちらかが爆発して・・・・というケースも否定できません。

地域性も重要です。下町に住んでいた専業主婦が山の手のホームに入り,ツンとすました

奥様たちと一緒に住んでも,ちっとも会話が弾まず面白くありません。そのため誰ともなじめ

ず,結局,退去することになったという例も多いのです。入居する側のチェックも,受け入れ

る側の配慮も,どちらも十分ではないというのが現状です。

 

その一方で,アメリカに比べて日本の方がはるかに優れている点もあります。職員の入居者

への態度です。ふた昔前までは三世代が同居するのが当たり前だったせいか,日本のスタ

ッフはお年寄りに対する接し方に慣れているように感じます。長い人生を生きてきた人を自然

と敬い,大事にする気持ちを持っていることが,きめ細かな心配りやサービスに表れているよ

うに思います。若い職員の中には入居者を「ちゃん」づけで呼ぶような不届き者もたまにはい

ますが,だいたいの職員が徹底して入居者の話を聞く,余計な意見をはさまず相槌を打つな

ど,ていねいな対応には好感が持てます。それはアメリカ人も認めていて,「老人ホームビジ

ネスを成功させたかったら,日本人の態度を見習え」という専門家もいるほどです。

 

ですから,一概に日本が遅れているかというと,そういうわけではありません。優れたソフトと

ハード面をいかに融合させて,強い経営基盤をつくっていくか。それが結果として,「入居者

が安心して最期まで暮らせる」重要なキーポイントになると思います。

 

 

 

 

 

 

 

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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第1章~

大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。

本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第一章

「老いることへの心構え」から,ご紹介させていただきます。

 

~第一章~  老いることへの心構え

「アメリカのシニアマーケティングから学ぶ・その1」

 

シニア層に対する誤解。これは日本に限ったことではありません。欧米でも広告代理店

がマーケティングした場合は,お年寄りの深層心理がわからないので間違ったアプロー

チや宣伝をしてしまうことはあります。

シルバービジネスの本場アメリカでも,高齢消費者に通用する明快なマーケティング理

論はないのですが,一つだけ,大変面白いものがありました。ワシントンDCの郊外に住

むデビット・B・ウルフ氏が唱えるアチュアリティ・マーケティングです。この理論は「中高

年以上の年齢層では,もの,サービスのニーズは若年層と異なるが,この違いは年齢に

よるものではなく,精神,人格の成熟度,完成度のレベルによるものである」というものです。

この理論の実施により,劇的な成功を収めた事例をご紹介しましょう。

 

ドラマは1990年代初め,オハイオ州にあったソサイアティ・バンクという地方銀行で起こり

ました。この銀行の預金者のうち高齢者の割合が20パーセント近くになったため,彼ら高

齢預金者に対応しなくてはならない若いカウンター業務行員にストレスが生じてしまった

そうです。そしてわずか一年間で,30パーセントもの離職者が出るという問題が発生しまし

た。そこで労務担当のマーク・クーパー氏は,ウルフ氏のマーケティング理論にならい,若

いカウンター業務の行員に対して,「年をとるとはどういうことか」「高齢者がものを選び,もの

を買うときの基準と動機はどのようなものか」「それらを理解し,高齢者とコミュニケートしなけ

ればならない」という教育を行いました。その結果,3年間で離職率が30パーセントから6パ

ーセントに減ったそうです。また,高齢預金者は,約3万6000人から4倍以上の約15万人

へ。さらに一人当たりの平均預金高が,1万1000ドルから4倍以上の4万6000ドルへと,

驚くべき変化を遂げたのです。

 

これまでのシニア層に対する考え方は,「高齢者は心身機能が衰え,無気力,無感動な弱

者である」というものでした。それを,「高齢者は判断能力,思慮深さ,英知,人生経験を備え

,たとえ身体機能は低下しても精神機能は衰えず,最期のときまで成長,成熟,完成を目指

し,世のため人のために貢献する意欲を持ち続ける人たちである」へと基本姿勢をシフトする

ことで,若い行員たちの接客マナーがガラッと変わり,金融商品は何も変わってないのに,大

きな変化が生まれたのです。シニアに対するこのような接客方法を,日本もぜひ見習うべきだ

と思います。

 

話を老人ホームに戻すと,アメリカの施設の多くは,高齢者の心理や気持ちを察し,共感を得

られる対応をしているように思います。それはサービスやマナーばかりではありません。日本と

アメリカの老人ホームの一番の違いは,実は建物に表れています。

老人ホームをデザインするとき,アメリカではまず地域性を重視して建築しています。ニューイ

ングランド地方のボストンであれば英国風のグレーを基調にした美しいレンガづくりの建物,ア

リゾナ州のフェニックスではサウスウエスタン地方らしい明るいオフホワイトの壁に緑や茶色の

屋根といった具合です。決してカリフォルニアにニューイングランド風の建物は建てませんし,

サウスウエストの砂漠にミッドウエストスタイルの建物は建てません。

 

もうひとつ特徴的なのは,入居者が若かった時代の風俗や建物を再現していることです。

認知症のホームによく見られる傾向ですが,ノスタルジックな環境や雰囲気をつくることで,

入居者の精神状態が安定するのだそうです。日本でいえば,映画 『ALWAYS 三丁目の

夕日』に出てくる昭和30年代初期の建物といった感じでしょうか。

 

ところが,日本はどうでしょう。青森風のホームや鹿児島風のホームなど,聞いたこともあり

ません。日本では全国どこへ行っても,大手ハウスメーカーの同じような工法で建てられて

いることもあり,これではローカリティどころかデリカシーもないように思うのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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「老いることへの心構え」から,ご紹介させていただきます。

 

~第一章~  老いることへの心構え

「なってみなければわからないシニアの実態」

 

自分のなかにいまあるものを生かして,現実を最大限に生きていくことができれば,老い

ても充実して人生を送れます。

しかし残念ながら,現状ではやはり自分が現役だったころを基準にものごとを捉えがちで

す。自分の老いを必要以上に深刻に受け止めてしまい,あれもできない,これもできない

と,できないことをマイナスのように感じて,何事にも遠慮してしまうのです。それこそ現役

であれば,強気に交渉したりクレームをつけたりできますが,心身ともに弱っているところ

に,向こうから一方的にまくしたてられると,鵜呑みにしているわけではないのに,何も言

えずおとなしく従ってしまう。非常に弱気な交渉しかできない,あるいは交渉もしないという

傾向があります。

 

シニアの消費行動を調査したあるマーケッターによると,65歳以上のシニア世代のうち,

買った商品に不満があっても文句を言うのはわずか4パーセント。不満があっても引き続

き買う人は9パーセント。しかし,4パーセントの声を真摯に受け止め,商品やサービスが

改善されると,一挙に82パーセントの人がリピートする,という結果が出たそうです。

「不満があっても言わずに行動で示す」のがシニアの特徴と言えるでしょう。

その傾向が有料老人ホームにも顕著に表れています。アンケートなどを実施しても,不満

があるのにいいことしか書いてこない,あるいはネガティブな情報が上がってこないために

入居者の本当の気持ちを読み取れず,経営的に失敗してしまう施設も実際は多いのです。

 

リゾート型の有料老人ホームなどは,その最たる例です。いまではその数も減ってきました

が,有料老人ホームが立ちはじめたころは,絶景を見渡せるような崖の上とか,山の上の

施設がけっこうありました。つくる側からしてみれば,老後は都会の喧騒を離れ,景色のい

いところでのんびり過ごすのがいいだろうと考えたのでしょうが,実際に暮らしてみると,施

設の近くにショッピングセンターも娯楽施設もない場所では,ちょっとした買い物をするだけ

でも一苦労です。

 

もともと住んでいた自宅からの距離が離れていれば,家族や知り合いの訪問回数も減るで

しょう。さらに言えば,そういう施設のまわりは坂道が多いので,足腰が弱ってくると散歩もま

まならず,施設の外へ出ることすらおっくうになってしまいます。これでは,いくらサービスが

よくでもとうてい満足できません。

そのサービスにしても,花見や夏祭りといった四季折々のイベントやレクリエーションなど,

施設側はよかれと思ってやっても,入居者本位のものでなければ,ただ単に行事をこなし

ているだけになってしまいます。また食事にしても,「高齢者だから薄味に」「細かく刻んで

食べやすく」といった配慮が,健康に問題のない入居者にとっては物足りなく感じてしまう

ことでしょう。

 

シニア世代は「黙して語らず」を美徳とする風習を身につけていることも確かですが,思っ

ていることを口に出さないでいると,必要のないサービスを押しつけられてしまうことになり

かねません。自分にとって不利で間違った情報に対しても,それを「口にしない」ことで誤

解され続ける危険があるのです。

下手でもいいから,自分の意思や思ったことを言葉にし,話をする。これも老いることへの

心構えの一つではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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ご紹介させていただきます。

 

~第一章~  老いることへの心構え

「得たものを喪失していくじきなのか?」

世界に類を見ない速さで,全人口の5人に1人が65歳以上という 「高齢者社会」が,いよ

いよ日本にも訪れました。2015年には4人に1人,2050年には3人に1人が高齢者にな

るといわれ,「超高齢者社会」が現実のものになっています。それに対して,子どもが増え

る気配はありません。それはすなわち,若い世代をあてにはできないということです。

老いてからの生活をどうするかは,自分で決めていくしかありません。そんな中,定年を過

ぎ,人生の第2ステージを迎えた人たちの心境とはいったいどのようなものなのでしょうか?

 

サラリーマンを例にとってみましょう。会社を退職すると,肩書がなくなります。名刺がなくな

り,部下がなくなり,秘書がいなくなり,収入がなくなったり減ったりします。

時間がたつと,体力がなくなり,やがて友人,知人がなくなり,配偶者が亡くなります。

そのとき,気真面目な人ほど 「ああ,あれもなくなった。これもなくなった」と,マイナスのイ

ンパクトを受けていき,引き算をしながら「自分には何もなくなるんじゃないか」と思うように

なる。これによって,老年初期うつ病を引き起こすこともあるといわれ,とくに男性はその傾

向が強いそうです。組織でのポジションが高かった人ほど,仕事の話でしか自分を語ること

ができず,会社を辞めたあと家族にすらどんな話をしていいのかわからない。そのため自分

から人を遠ざけるようになってしまったのです。これは世界共通で,口をへの字に結んで,

むすっと黙り込んでいるのは,世界中どこへ行っても男性ばかり。反対に女性は順応性が

あり,元気で活動的です。

 

この 「ロス(LOSS)」 = 「喪失の時代」 をどう受け止めるか,「心の老い支度」をどう進めてい

くかが,納得できる老後への第一歩です。

たとえば,コップに水が半分入っているのを見て,「まだ半分もある」と思うか「もう半分しかな

い」と思うか。「もう半分しかない」と思ったあなたは,物事を悲観的に見る人かもしれません。

でも,「まだ半分もある」と思ったあなたは,次のステップを考えられる人でしょう。いまの現実

を出発点に,「まだ半分もある」というポジティブな考え方,前向きにとらえる方の老後が明る

いようです。

私の好きなニーチェの言葉に「世の中に事実なんてない。あるのは解釈だけだ」というものが

あります。配偶者の死を例にとれば,中世ヨーロッパのカソリック教徒の女性たちのように,後

半生を,黒い服を着て喪に服すのか,それとも涙がかれるほど嘆き悲しんだあとは,気を取り

直して自分のために楽しい人生を歩もうとするのか。受け止め方によってその後の人生は大

きく変わります。

 

年をとると目が見えづらくなったり,耳が聞こえにくくなったり,手足が思うように動かなくなった

りしますが,だからといって人生が終わってしまうわけではなく,これからも続いていくのです。

なかでも団塊世代の人たちは,家で親を介護し看取った最後の世代であり,子どもの世話に

ならず,自分の老い方を自分で決めていく最初の世代でもあります。いまの子どもたちに見事

な老い方を見せるためにも,喪失をどう受け止め,乗り切るか。ここが知恵の働かせどころであ

り,老いと人生の仕上げを演出することです。

 

 

 

 

 

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