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老人ホーム探し「50の法則⑭」
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から見学・体験入居の法則として
「法則⑭」を紹介させていただきます。
今回からは,「見学・体験入居の法則」に入っていきます。
法則14:見学を成功させる「三三九度」方式
たくさんあるホームのなかから自分に合った施設を見分けるためには,現地の見学が欠か
せません。見学の進め方として,私が推奨しているのが「三三九度」方式です。
これは,「最低でも三法人・三ホームを見学し・これはと思った施設には三回,足を運ぶ」
ということです。
突然ですが,みなさんはミツバチのある習性を知っていますか?
ミツバチは,それぞれのハチが好き勝手に蜜を求めて飛んでいるわけではありません。
同じ蜜でも,花によって甘い蜜,甘くない蜜があります。アカシア・レンゲ・オレンジ・クロー
バーなど,いろいろな花を試した末に甘い蜜源を見つけると,ハチは蜜を集めて巣に戻り
体についた花のにおいを手掛かりにまた同じ方向に飛んでいきます。
こうやって,その蜜源を何度も利用するのだそうです。ミツバチたちも試行錯誤をこらして
より良い蜜を集めようとしているのでしょう。
アメリカでは,入居する施設を探している高齢者の行動パターンについて,”ビーハイブ・
ビヘイビア” (Beehive Behavior ミツバチの行動) と呼ぶ人がいます。
ミツバチが「この花」と決めたら何度も同じ花のところに行くように,自分が入りたいと思え
るホームが見つかると,10回くらい同じホームに通ってみるそうです。
一回の見学で「気に入った」と思っても,見えているのはホームの一面でしかありません。
見学の際に料金表やパンフレットをもらっても,それだけでは信用せずに何回も通う人
たちがいるのです。
何度も通って考え方を聞き,どんな食事が出るのか,どんな人たちが暮らしているのか
多方面から情報を得て最終的に決める。アメリカでは1年くらいかけて,何度も通う人が
いるそうです。アメリカの消費者は,介護保険制度がないことから,自分のお金を自己
責任で払うという意識が強く,日本人より疑い深いのかもしれません。
複数の施設を見学すると,それぞれの運営会社の考え方の違いが見えてきます。「介
護理念・哲学がしっかりしているホームほどサービスの質が高い」ことが肌で理解でき
るようになると思います。
気に入ったホームが見つかったら,最低でも3回通ってみる。ミツバチのように。
それが見学の秘訣です。終の棲家として財産をつぎ込んで入居するのです。それくら
いの慎重さがあってよいのではないでしょうか。
確かに,同じホームに3度通ってみれば,特に違った時間帯に行ってみれば,その
ホームの様子が良く分かると思います。しかしながら,それだけの時間をかけること
は難しいという方が多いのも現実でしょう。
そのような時に,いろいろなホームを頻繁に視察して,情報を蓄積し,必要があれば
入居している方からの意見も聞くことができる,入居相談・支援業者を利用してみて
はどうでしょう。
大阪市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com