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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第3章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターです。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」
第3章 「有料老人ホームの問題点」から,ご紹介させていただきます。
~第3章~ 有料老人ホームの問題点
「片手にハート,片手にそろばん」の経営者を探せ ~後編~
なかにはオープン1年で,1割しか集まっていない老人ホームもあります。しかし,入居者が
いる以上は,安易に中途撤退するわけにはいきません。その結果,人件費を抑えるために
スタッフのほとんどをパートに頼るとか,入居一時金をすべて借金にあててしまうといった話
も聞かないわけではありません。極端な話,仮に10人の入居者が一度に「出ます」といった
ら,返すお金がなくて倒産してしまう老人ホームもあるのが現状です。
有料老人ホームに入居するということは,人生の最後の住まいを選ぶということです。
有料老人ホームの多くは民間の運営なので,倒産のリスクも当然考えないといけません。
どこの誰が運営しているのかということが,とても重要になるのです。
とくに見極めたいのは,「片手にハート,片手にそろばん」を持っている経営者かどうか。
つまり,利益追求だけでもなく,心だけでもない,バランスのとれた経営ができているか
確認したいところです。長年の経験上,私は,ハートが7割,そろばんが3割の経営者が
いい老人ホームをつくるように思います。
事業者についての大まかなことは,重要事項説明書を見るといいでしょう。重要事項説明書
には,事業主体の名称が書かれていますので,会社の安定性については,ホームページで
調べたり,財務諸表を取り寄せたりしてチェックしてください。また,有料老人ホーム以外の
事業を行っている場合には,「他の主な事業」の欄に事業の内容が書かれていますから,
そこから施設やサービスについて,ある程度イメージすることができます。
ただし「大手だから安心」,あるいは「上場企業が運営しているから安心」とは一概に言えま
せん。利益優先の会社では,介護報酬の高い,介護認定が上の人たちをたくさん入居させ
る傾向があります。ところがリハビリサービスを充実させて認定が下がると利益も薄くなってし
まうという理由からか,リハビリには積極的でないため,介護度は高いまま。経営的に倒産は
しなくても,そのような老人ホームに入ったのでは幸せに過ごせるとは思えません。会話の中
で,「介護についてはどうお考えですか?」「元気になる方はどれくらいいらっしゃいますか?」
と聞いてみることをお勧めします。
この他にも,パンフレットにやたらとお金がかかっている,建物が豪華過ぎる,施設長や職員
がしょっちゅう入れ替わる,施設長が入居者と交流しない,入居者同士を集まらせない,とい
った老人ホームもあるので要注意です。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
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shoukai.center@gmail.com