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老人ホーム探し「50の法則40」
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」から分析・決断の法則として
「法則40」を紹介させていただきます。
法則40:老人ホームからの手紙は家族に安心も届ける
心ある老人ホームでは,担当スタッフが入居者の家族あてに,毎月,手紙を書いています。
しかも手書きです。例えば,「お母さまと横浜へ小旅行に参りました。久しぶりの外出でした
がお天気もよく,港の見える丘公園を車椅子で回り,港の風情を間近に見ながら散歩を楽
しみました。ちょうど桜が見ごろで,桜を見ながらお弁当を召し上がられ,とても喜ばれてお
りました」 といった具合です。
入居者の体調の変化や行動の変化など,医療面からの記載に加え,ホームでの様子,レ
クリエーションでどんなふうに楽しんでいたかなどについて,写真入りで詳細に報告してい
るのです。ときには家族への要望なども書かれており,遠方でなかなか気軽に面会に行け
ない家族にとっては,老いた親の様子を確認できる唯一の手段として非常に喜ばれていま
す。
ケアプランに書き記すような事務的な報告ではなく,毎月こんな手紙が届いたら,家族も安
心です。特に介護度が進んだり,認知症が進んだりすると,老親の口からホームでの様子
を聞くことが難しくなります。そうゆうときにスタッフがきちんと把握してくれ,報告してくれる
とどれほど助かるか。
海外赴任などで年に1~2回しか面会に来られない家族にすれば,老人ホームからの情報
が遮断されてしまえば,何が起きているかを確認する術がありません。ホームと家族とのコミ
ュニケーションツールとしては,ニュースレターなどもありますが,やはり担当者からの手紙
に勝るものはありません。そういう老人ホームでは,家族からの信頼の厚さを物語るように,
親子二代あるいは姉妹で入居するケースも見られます。
つまり,老人ホームのお客様は入居者だけではないのです。老人ホームというと,入居者と
の関係だけがすべてのように思われがちですが,実は,入居者の満足とともに,従業員の
満足,家族の満足も大事。何をするのにもこの三者にどんな影響があるかを考えないと,良
い老人ホームにはなり得ません。家族の満足も重要な要素なのです。
介護度が進めば進むほど,家族を意識した経営が求められるのです。多くの老人ホームは
入居者の様子について「異常なし」「変化なし」 と味気なく報告します。それでは刑務所の
看守の報告と同じでしょう。そこには思いやりもなく,本当に観察しているのかどうかもわかり
ません。ちょっとした話題でもいい,一言でいいから「今の様子」を感じ取れる新鮮な報告を
してくれることが,家族にとってはうれしくて安心できるのです。言い方を換えれば,普段から
それをしてもらっていたら,何か事故が起こったとしても訴訟には発展しません。
残念ながら手紙がない場合は,ニュースレターでホームの心を見るしかありません。ホームが
出しているニュースレターにも見るポイントがあります。例えば普通の老人ホームでは教えて
くれないような 「延命治療に関する知識や啓蒙」「亡くなった人の数」「床ずれの人が何人い
るか」 などに関する正確な情報,「入居者や家族からの手紙の紹介」 などが掲載されていれ
ば○,ホームの自慢話しか書いていなければ×です。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com