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老人ホームへの引っ越し、持ち物選びと引越し業者の賢い利用法(老人ホーム探しに関する相談の現場から)
老人ホームへの引っ越しは「断捨離」が鍵!
先日、老人ホームへご入居予定の方のお引越しの見積もりに立ち会わせていただきました。このとき特に重要になるのが、「老人ホームへ運ぶもの」と「処分するもの」の選別です。
長年住み慣れたご自宅から老人ホームへ移る際、多くの場合、居室面積は以前よりも手狭になります。そのため、思い切った断捨離が必要になることがほとんどです。
「あれも必要かも、これも必要かも…」と、なかなか捨てられないお気持ち、よく分かります。思い出が詰まった品々を簡単に手放せないのは当然のことです。しかし、それがかえって荷物を増やし、ご自身の生活を不便にしてしまうケースがあるのです。
なぜ断捨離が必要?広さと安全性を考慮した持ち物選び
老人ホームの居室は、18㎡以下(畳で約12畳程度)の場所が多く、自宅に比べてかなりコンパクトです。
もし家財道具が多すぎると、
- 車いすをご利用になる方が、室内で車いすを転回できなくなる
- 転倒のリスクが高まる
- 生活動線が狭くなり、不便を感じる
といった問題が生じ、快適な生活が送れなくなる可能性があります。安全で快適な新生活を送るためにも、適切な量の荷物を選ぶことが大切です。私たちは、お引越しの見積もりに同席させていただき、持ち込む家財道具について具体的なアドバイスをすることも可能です。
引越し業者選びのポイントと注意点
最近の引っ越し業者は、単なる運搬だけでなく、様々な独自サービスを提供しています。
- 不用品の処分もまとめて依頼できる
- 高齢者の引っ越し専門のサービスがある
- 自宅から老人ホームまでの無料送迎サービスがある
など、利用者にとって嬉しいサービスが増えています。特に、自宅から老人ホームまでの送迎サービスは、移動の手間が省け、非常に助かりますよね。
しかし、一方で注意も必要です。特に家財の処分業者さんや、遺品整理業者さんの中には、「予想以上に高額な費用を請求された」といったトラブルを耳にすることがあります。そのため、見積もり時にサービス内容と費用をしっかりと確認することが非常に重要です。
私たちは、立会人としてお客様に同席することで、こうした費用のトラブルを未然に防ぎ、スムーズな引っ越しをサポートできると考えています。
引越し業者・家財処分業者選びもお手伝い
ご希望があれば、信頼できる引っ越し業者さんや、家財処分業者さんをご紹介することも可能です。「自分で探すのはちょっと心配…」という方は、ぜひお気軽にお声がけください。
私たちがお付き合いのある事業者さんは、皆様誠実で、費用面でのトラブルもこれまで聞いたことがありませんので、安心してご利用いただけると思います