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老人ホームの住み替え相談(任意後見契約後のお客様フォローの現場から)
近ごろ、よくお問合せを頂くテーマです。
現在の施設を変わりたい。転居したい。
ご入居しているご本人からの場合もありますし、ご家族からの場合もあります。
理由は、多く分けると2つであることが多いように感じます。
「費用の問題」
以前より、施設の費用が高くなってきていて、このまま毎月支払い続けるとお金が足りなくなる恐れがあるので、早い目にもう少し安価な老人ホームへ転居したい。
それ以外に
「人間関係やスタッフさんとの相性の問題」
入居者どうしの人間関係が嫌で、現在の老人ホームから転居したい。
または、老人ホームでお世話して下さるスタッフさんとの相性がどうしても合わず転居したい。
多いのは、「費用の問題」で相談に来られる方ですが、稀に「人間関係やスタッフさんとの相性」で悩まれている方もいます。
費用の場合は、現在の老人ホームより安価なところを探せば良いので、検討の軸は比較的ですが容易です。
一方で、人間関係や相性が原因の場合は、老人ホームを転居しても、また同じような問題が生じる可能性もあり、一概に転居することが良いとは言い切れないこともありそうなので注意が必要です。
今回は、数少ない「人間関係や相性」が原因のご相談者でした。
実はこの方とは、もう8年ほど前からのお付き合いがあります。
定期的にお引越しをなされたくなることがあり、今までに2度ほど転居をお手伝いしたことがあります。
今回は、事情を聴くと、今までは元気でいれたので、殆ど介護を利用せずに済んできた。
(この方は、入所する老人ホームの中では自立フロアにお住まいです)
しかし、今後は徐々に介護を必要とする様になると自分でも感じる様になった。
しかし、今いる老人ホームはスタッフさんの人数も多くはなさそうであり、何となく不安がある。
また、老人ホームのスタッフさんとも何となく相性があわず、本格的に介護が必要になった場合は、信頼関係がいっそう必要になるが、正直あまり頼みたくはない。
そこで、本格的な介護が必要になる場合に備えて、もし自分が介護を受けながら過ごす老人ホームを探したいとのことでした。
確かに今までは、かなり自立度が高い人が多い施設に入居しておられました。
しかし、年齢も95歳になられ最近は、すこし大丈夫かな?っと感じることもありました。
このご相談者は、自分でもしっかり考えておられたようで、お話しの内容にも、もっともな理由があると思いましたので、最後の老人ホーム探しの支援を行うことになりました。
来週から、施設の見学をご一緒するところから始めて行きます。
なお、この方は私どもと任意後見契約を交わしていますので、将来的にこの方に何かあった場合は、私どもで責任をもって対応するつもりです。