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緊急連絡先になってくれる人はいますか?(緊急連絡先の引き受け業務から感じること)
80代のお元気な方です。
この相談者の方は、お元気で自分のマンションにお住まいになっておられます。
とても、アクティブな方で先日、フィットネスクラブに入会しようと考え見学に行ったそうです。
施設の設備や自宅からの距離なども気に入り、入会を決めました。
ところが、入会するにあたり「緊急連絡先」を記載する必要があるようです。
相談者は、結婚歴がなく、兄弟はいますが疎遠で、遠方に住んでいるので、緊急連絡先として記載することができません。
フィットネスクラブの方のお話しでは、ある程度のご年齢の方が入会する場合は、急な体調の悪化、場合によっては緊急搬送に備えて、緊急連絡先を定めて頂いているようです。
説明の趣旨からすると、単に形式的に名前を記入すれば良いのではなく、「いざ」と言う際にはきちんと対応できる方である必要があるようです。
相談者には知人はいますが、やはり負担をかけたくは無く、お願いすることは出来ないと思われ、入会を断念して帰ってこられたとのことです。
老人ホームへの入所、病院への入院などで、身元引受人や緊急連絡先が必要とされることは多く、殆どの老人ホーム、病院で要求されるといっても過言でないと思います。
しかし、フィットネスクラブまで必要とされることに少し驚きました。
確かに、運動中に急な体調悪化が起こる可能性もあり、緊急搬送などが必要な場合は、緊急連絡先を求められます。
お話しをお聞きして、私どもが「緊急連絡先」になることを提案しました。
私どもでは、有償ですが緊急連絡先の引き受けを業務としても取り扱っています。
毎月、低額ですが費用をお支払い頂いて、普段の相談のお相手になること。そして緊急連絡先になること業務として取り扱っています。
ここでは、費用を具体的には記しませんが、低額ですので年金生活者の方も負担にはならないと思います。
この相談者の場合は、緊急時に延命措置が必要なのか否か、きちんと書面で表明して頂いてから、緊急連絡先をお引き受けしました。
もし、相談者が救急搬送され私どもに連絡が入った場合は、窓口になって対応することができる範囲で対応を行います。
ただ、このプランでは支払いに対する連帯保証は行いませんので、入院や施設入所には利用できない場合も多いのですが、日常生活の中で必要な大抵のことであれば、この緊急連絡先の引き受けで対応できていると思います。
この相談者の方は、私どもを緊急連絡先としてフィットネスクラブにご入会なされ、通所されることになりました。