ブログ
絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第3章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」
第3章 「有料老人ホームの問題点」から,ご紹介させていただきます。
~第3章~ 有料老人ホームの問題点
「介護の落とし穴」 ~前編~
ところで,有料老人ホームの介護の現場では「必要なケアが提供できない」という問題
よりも,「本人が必要なケアを受けてくれない」という問題のほうが圧倒的に多いという事
実を,皆さんはご存じでしょうか?
入居者は,生きてきた歴史も価値観も百人百様。なかには93歳になって「私はこの先
長生きできるでしょうか?」と真剣な眼差しで聴いてくる人や,「1日に乳酸菌飲料を20
本飲む」などという型破りの習慣を持っている人が少なくありません。また「夜中はオムツ
にしてください」と申し出る人もいるそうです。一般的にはオムツをすることが恥ずかしい
と考える人が多いでしょうが,「寝ている間に失禁して寝具を汚すことのほうが,オムツを
するより屈辱的」と考える高齢者もいるのが老人ホームなのです。
そんな中「必要なケアをやってくれない」という苦情はあまり聞かれないそうですが,「余
計なことはするな」という苦情は日常茶飯事だと言います。
ある老人ホームでは,90歳の女性をめぐって,次のようなトラブルがあったそうです。その
女性は,最近までほぼ自立しており,気ままな生活を楽しんでいました。ところが,半年前
から居室内の整理や管理が困難になり,同じ下着を何度も着用するようになりました。
ときどき失禁もあったようで,あるとき汚れた下着をタンスの奥にこっそり隠していたのを
職員が見つけ,「ホームとしては,そろそろ介助・介護が必要だ」という見解に達したのです。
しかし当の本人は,頑としてそれを認めようとせず,職員が着替えを勧めても拒否し,「この
老人ホームは私を年寄り扱いする。ひどい」と,彼らに八つ当たりする。そんなやりとりが8ヶ
月も続いて,ようやく女性は現状を理解し,必要な介助・介護を受け入れるようになったそう
です。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com