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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第3章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」
第3章 「有料老人ホームの問題点」から,ご紹介させていただきます。
~第3章~ 有料老人ホームの問題点
「入居者のほうを向いて経営しているか?」 ~後編~
もっとも多いのは,入居者の「生きがい」を勘違いしていることでしょう。たとえるなら
「一人で食事ができない人に何が必要なのかはわかるが,生きがいのために何を援助
すべきかについて,あまり考える習慣がない」ように思います。
生きがいとは,ひと言でいえば,「何かをやり遂げる達成感」です。ところが,職員たち
の様子を見ていると「できないのにやろうとする」と非難したり,「ここは私がやりますから
あっちに座っていて」とさえぎったりして,生きがいの芽を平気で摘み取っている人の多
いのが気になります。あるいは「手を貸さずに,やりたいようにやらせておく」職員もいま
すが,(とくに認知症の場合)一見高齢者を思いやっているようで,実はそうではありませ
ん。単に「放置」しているにすぎないのです。
子供であれば,それでも自分なりに工夫して遊ぶこともできるでしょう。でも,認知症の人
にそれを望むのはあまりに無謀な話で,何をやりたがっているか察したら,積極的に手助
けすることが大切です。ただし,ご本人は必ずしも手伝いを歓迎しません。だから,さりげ
なくフォローする。認知症など,いわゆる「弱い高齢者」の生きがいの多くは,その人の過
去の生活歴の中に眠っていることが多いといいます。見失っている生きがいを探し出し,
形のあるものになるよう援助することができれば,それが入居者のほうを向いた究極のケア
といえるのでしょう。
生きがいと言うと大げさですが,食事,入浴,飲酒,喫煙も毎日の生活の楽しみの一つ。
そうした楽しみを通して,「高齢者をできるだけいい気分にさせる」機会を多く提供できる
老人ホームこそ,入居者にとって歓迎されるべき「終の棲家」ではないでしょうか。
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大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
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