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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第3章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」
第3章 「有料老人ホームの問題点」から,ご紹介させていただきます。
~第3章~ 有料老人ホームの問題点
「入居者のほうを向いて経営しているか?」 ~前編~
老人ホームの若返り。それもまた,これからの老後会社の課題となるかもしれません。
自分も80歳を過ぎているのに「ここはお年寄りが多くて・・・・」とおっしゃる方がいるよう
に,実年齢での若返りというより,自分はまだ元気で,年寄りだと思ってない人たちが
増えているのです。
それで思い出すのは,フロリダのあるユニークな老人ホームです。そこでは,健康な人
心身の健康を少し損なっている人,介助・介護が必要な人によって,庭や玄関を分けて
いました。つまり,庭や玄関が3つあるホームです。
これによってどうなるかというと,同じ敷地の中でも,元気な人とそうでない人が顔を合わ
さないで済むのです。人道的にどうかという話はさておき,仮に元気な人が有料老人ホ
ームに見学に行ったとしましょう。玄関に入って,いきなり車いすに乗った認知症の人が
大勢いたら,どうしたって「ここに入るのはちょっと・・・・」と躊躇してしまうはずです。
でも,そのフロリダの老人ホームなら「いずれ自分の玄関も変わるかもしれないが,行け
るところまで精一杯シニアライフを楽しもう」と思って入居することができる。入居者にとっ
ても経営者にとっても,そちらのほうがお互いにメリットがあると思いませんか?
少なくとも,その経営者は顧客のほうを向いている,と私は思います。
ちょっと例は違いますが,その反対に,どう見ても入居者のほうを向いていないと感じて
しまうホームが日本には多いような気がします。
たとえば,インテリアにしてもそうです。ホテル並みの豪華な設備なのはいいのですが
毛足が長すぎて車いすが押せないふかふかのじゅうたん,脚立がなければ本が取れ
ない高い本棚,クッションがやわらかすぎて座ると起き上がれないソファなど,摩訶不
思議なインテリアを仰々しく置いてあるホームもあります。もちろん,老人ホームにも見せ
るインテリアというのはあるはずで,立派なロビーにグランドピアノなどが老いてあれば
訪ねてくれる友人・知人を迎える入居者も気分がいいでしょう。しかし置いてあるものが
いくらあっても,使う人がいなければ機能しないので宝の持ち腐れ。その宝も,見学者
が来ないと掃除をしない・・・・・というところもあるようです。
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