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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第2章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第2章
「日本の高齢者の住まい方」から,ご紹介させていただきます。
~第2章~ 日本の高齢者の住まい方
「資産,収入をはっきりさせて資金計画を」
前項で,日本に高齢者向けの住宅・施設というものがどれほど存在するのか,その種類と
概要が何となくおわかりいただけたでしょうか。
さて,有料老人ホームに何を期待して入居するか,介護付か,住宅型かなどが決まったら
入居へのプロセスの第2ステップとして考えるべきは費用の問題。つまり資金計画を立てる
ことです。実際に,たくさんの有料老人ホームの中からたった一つを選ぶにあたって,自己
資金はいくらあるのか ― それが入るホームを決めるもっともわかりやすい基準となるわけで
老後の生活設計を考える上でも,資金計画は欠くことのできない重要なポイントになります。
とくに有料老人ホームという選択肢が視野に入ったら,具体的なホーム探しに踏み出す前
に,ご自身の資金の「棚卸」に取り組んでみましょう。
以前であれば,有料老人ホームはとにかく高い,入居するだけでも数千万円,月額利用料
が数十万円もかかるといわれ,一部の限られた「富裕層の住まい」と考えられていました。
しかし,現在は介護保険制度により,介護にかかる自己負担が1割になったこともあってか,
平均的な世帯でも利用できる環境が整い,ホームの数も増えて選択の幅も広がっています。
また,これまで「有料老人ホーム」ではなく,常駐のスタッフが生活支援も介護支援もやって
くれる「特別養護老人ホーム」が選ばれる大きな理由であった「費用が安い」という面も,
2005年の介護保険法の一部改正で,特別養護老人ホームの居住費と食費が全額自己負
担になったことにより,双方の価格差が縮まって,有料老人ホームを選ぶ人が増えてきた要
因の一つになっています。
さて,資金計画ですが,計算の順番としては―
①総資産 (預貯金などの金融資産,年金,不動産等) を棚卸する。
②亡くなるまでにかかる費用を計算する。
③自分が払える入居一時金 (終身入居する際の家賃の前払いに相当) を計算する ①の金額
から②の金額を引く
④ホームを選ぶ
というステップが分かりやすいでしょう。
もちろん,入居一時金が高いか低いかにかかわらず,質のいい老人ホームもあれば,あまり
よくないホームもあります。また入居一時金が安い,もしくはゼロの代わりに月額利用料が高い
というホームもありますので,資産の棚卸ができたら,そのあたりもチェックしながら,あなた自
身のシニアライフを想像してみてください。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
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shoukai.center@gmail.com