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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第2章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第2章
「日本の高齢者の住まい方」から,ご紹介させていただきます。
~第2章~ 日本の高齢者の住まい方
「有料老人ホームと公共施設の違い」 (後編)
ここで,有料老人ホームとはどんなところか,簡単に説明しておきましょう。
有料老人ホームは,老人福祉法第29条において次のように定義されています。
「老人を入居させ,入浴,排せつ若しくは食事の介護,食事の提供又はその他の日常
生活上必要な便宜であって厚生労働省令で定めるものの供与をする事業を行う施設で
あって,老人福祉施設,認知症対応型老人共同生活援助事業を行う住居その他厚生
労働省で定める施設でないものをいう」
これでは,ちょっとわかりにくいかもしれませんね。要は住むための「居住機能」に,食事
介護,洗濯,清掃等の家事,健康管理など,日常生活に必要な「サービス機能」がセット
で提供される,高齢者向け住居と考えていただければいいと思います。
有料老人ホームの長所・利点としては以下のようなものが挙げられます。
≪有料老人ホームの長所・利点≫
「安心」 突然のケガ,急病のときでも職員が常にいる
医師,看護師,ケアマネージャー,ケアスタッフ,生活相談員,施設長,フロント職員
栄養士などの職員のチームワークがとれている。よいホームならば,職員の定着率が
高いので,よりチームワークはすばらしいものになる。
「安全」 バリアフリー等の設備,防犯等,また便利な生活拠点としてのメリット
ロビー,ラウンジ,ジャグジー付きの大浴場,レストラン,健康相談室などの共用施設
があり,台風や地震に対して建築基準上も安全に生活できる。
「規則正しい生活が送れる」
生活が規則正しく,生活にリズムがついてくる。食事も,栄養士が毎日バランスのよい
献立を考えてくれるので,健康になることが意外に多い。
「食事づくりのわずらわしさからの解放」
「自分の生活スタイルが守られ,エンジョイできる」
「集団生活の中で,入居者同士の交流が楽しめる」
「生活のマンネリを回避できる」
厚生労働省が発表した「老人関係施設の施設数」を見ますと,2012年10月現在
全国にある届け出済みの有料老人ホームは7519施設あり,それぞれのホームが
「居住機能」と「サービス機能」について,他のホームとの違いを打ち出しています。
たとえば,温泉付きやプール付きのホーム,ペットと同居できるホーム,24時間看護
師が常駐しているホーム,食事あるいはイベントに力をいれているホーム,高級ホテル
を思わせるような施設とサービスを併せ持つホームなど,多様なニーズに対応してサ
ービス内容も変化しています。また,介護が必要になってからも,安心して自分らしく
生活を楽しめるよう,個人の生活をサポートしてくれる有料老人ホームが増えています。
次に,有料老人ホームにはどのようなタイプ(施設類型)があるかということですが,介護
サービスの提供体制によって,「健康型」「住宅型」「介護付(一般型)」「介護付(外部サ
ービス利用型)」の4種類に分けられています。ホームで介護保険を利用して介護サー
ビスを受けたいのであれば,「介護付き有料老人ホーム」を選定してください。
以下,簡単に「健康型」「住宅型」「介護付」について説明します。
【健康型】
食事などのサービスが付いているホーム。介護が必要になった場合,契約を解除し退去
しなければならない。
【住宅型】
生活支援などのサービスが付いているホーム。介護が必要となった場合,入居者自身の
選択により,地域の訪問介護サービスを利用しながら,ホームの居室で生活を継続する
ことが可能。
【介護付】
介護や食事などのサービスが付いているホーム。介護が必要になった場合,ホームが提
供する特定施設入居者生活介護を利用し,ホームの居室で生活を継続することが可能。
介護サービスは有料老人ホームの職員が提供する。「介護付」と表示するためには,特定
施設入居者生活介護事業者の指定が必要。介護付にはホームの職員から直接介護サー
ビスを受ける「一般型」と,委託先の介護サービスを受ける「外部サービス利用型」がある。
終の棲家を検討するための際の参考にしてください。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com