ブログ
介護に向いた人の見分け方
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「老人ホーム探し50の法則」からコラムを紹介させていただきます。
「性格が優しくて,思いやりがあり,素直」
老人介護の職場で生き生きと働く人には,こんな特徴があります。特に求められるのは,言われた
ことに対して屁理屈をこねず,素直に素早く実行する態度と臨機応変さです。
介護の現場に入れば,マニュアルだけでは通用しない不測の事態ばかり。その場で自己判断し,
動かなければいけない場面も多くなります。
アメリカには,内定を出したあと一日職場体験をさせる老人ホームがあり,その際,「シャドージョブ」
といって,指導員が途中でわざと実習生を置き去りにする一種のテストを行います。入居者にいろ
いろなことを頼まれたとき,実習生がどう対応するのか。車椅子の高齢者に対して腰をかがめ,話を
聞いて,自分で何とかしようと試みるのか。それとも,「すみません」 「わかりません」 と言って誰かを
探しに行くのか。あるいわ,聞こえないふりをして無視するのか。これらの対応によって最終的に合否
を決めるのだそうです。
あとで入居者に話を聞き,「あの子はすごく気が利くいい子だね」 ということになれば,まず合格です。
高齢者施設では,しばしば誰も見ていないときに,入居者とスタッフが1対1になることがあります。こう
したときに人間の本性が出るのです。高齢者を大切にしたいという思いが態度に表れていればいいの
ですが,弱い人にきつい口調で受け答えするようではとても介護に向きません。
私の考えでは,見た目が真面目そうでも,本人がある程度大事に育てられた人でないと,他人に対し
てもうまく愛情表現ができないのではないかと思います。逆に言えば,茶髪でつけまつ毛をしている
ような,年長者から見れば好ましくない格好をしていたとしても,素直で思いやりのある人はいくらでも
います。
アメリカのあるホームで,こんな話を聞きました。現場の住み込みマネージャ として 「長男・長女・末っ
子以外は雇わない」 というのです。長男・長女は親だけでなく,双方の祖父母から初孫として愛情を
たっぷり受けているので,年長者とのコミュニケーションに長けているというのです。また,末っ子はみ
んなに可愛がられる傾向があるので,聞き上手な人が多いのだとか。どうでしょう。みなさんの周りの
方にも,同様の傾向がありますか?
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-788-334
shoukai.center@gmail.com