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ケアマネジャーと連携する「身元保証人」の仕事:「違和感」に気付き、伴走型支援で信頼を築く大切さ
本日は、午後から身元保証人として関わる方々との定期的な面会のため、3つの施設とご自宅を訪問しました。効率を考慮し、訪問日は集中的に設定する様に心掛けています。
「違和感」を見逃さないプロの目
お電話でご本人や施設の職員様からお話を伺うだけでも、ある程度の状況は把握できますが、やはり実際に顔を合わせてご本人の様子を拝見することが、何よりも重要だと考えています。
耳から入る情報と目から入る情報に違和感がある場合、それは見過ごせないサインです。例えば、口頭では「順調」と説明されていても、ご本人の身なりや居室が不衛生であれば、その説明だけでは納得できない「何か」が隠されている可能性があります。また、人は困難に直面した時ほど「大丈夫です」と言ってしまう傾向があります。大きな問題が起こる前にその違和感に気づき、対応することが私たちの役割です。
言葉と現実を照らし合わせる丁寧な確認
今回の訪問でも、まずは施設の職員様や担当のケアマネジャー様からご本人の状況を時間を掛けてお伺いしました。そして、ご本人の体調や状態に合わせてお声がけをしました。
私たちが大切にしているのは、言葉と現実が一致しているかどうかです。ご本人の発する気配、雰囲気、身なり、居室の様子が、口頭での説明と合致しているかを見極めます。良い状況なら良いなりに、悪い状況なら悪いなりに、その乖離がないかを確認することで、見守り体制が適切に機能しているかを判断できます。
「山あり谷あり」に寄り添う伴走型の支援
人生も体調も「山あり谷あり」です。上手くいくときも行かないときもあると思います。私たちは、ご本人の状態、事情に合わせて伴走する支援を心がけています。そのためには、私たち自身の人間的な成熟も不可欠です。しっかりと傾聴し、必要な意見は明確に伝えられる、信頼される支援者でありたいと思っています。