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絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方 ~第2章~
大阪老人ホーム・介護施設紹介センターで入居相談を担当しております「大塚」です。
本日は上岡榮信さんの著書「絶対に失敗しない有料老人ホームの選び方」第2章
「日本の高齢者の住まい方」から,ご紹介させていただきます。
~第2章~ 日本の高齢者の住まい方
「9割の人は自宅で暮らしている」
この章では,自宅以外の老後の住まいにはどういうものがあるのか,その種類とそれぞれ
の特徴,違いはもちろんのこと,老後の新たな人生を自分らしく生きるための,よりよい住
まいを探すポイント,入居までのステップ,また,住まいを変えるために心がけておきたい
ことなどをお話ししたいと思います。
まず,65歳以上の高齢者のうち,自宅以外の場所で老後を過ごしている人は,実際どれ
くらいいるのでしょうか?
数字で見ると思いのほか少なく,老人ホームの先進国アメリカでも10パーセント弱。日本
はもっと少なく4パーセントほど。つまり,それ以外の96パーセントの高齢者が,基本的に
自宅をベースに暮らしているということになります。古くても狭くても,やはりみんな自分の
家がいいのです。
高齢社会というと,どうしても身体的病や認知症がテーマになりやすいのですが,その実
心身の健康に障害を持つ人は全体の16パーセント。残りの84パーセントの人がお元気
です。もちろん身体的な衰えによって,いずれ介助が必要になったとしても,週末を迎え
るそのときまで,頭はしっかりしているのが実情です。
では,どんなときに自宅以外の場所を選択するのでしょうか?
自宅を捨てる理由として,世界的に共通しているのは次の3つのパターンです。
①自宅(とくに一軒家)の維持にわずらわしさを感じる。あるいは,自分の力では手入れが
難しくなった。
②健康に不安がある。とくに,夫婦どちらかが亡くなり,倒れたときの不安などから一人で
住むのが怖いと感じる。
③近隣の治安が悪くなった。空き巣,いたずらなどに対して,防ぐことも身を守ることもで
きないと感じる。
日本でも,親子同居が昔に比べて少なくなったいま,夫婦のみ,あるいは一人暮らしの
老世帯が増えていますが,一人暮らしの高齢者のうち7割以上を女性が占めており,「使
わなくなった部屋や庭を持て余している」「元気なうちはいいけれど,病気や寝たきりに
なったらどうしよう」「一人暮らしは不用心」という不安から,住み替えを考える傾向がある
ようです。
またそのような老後の暮らしの受け皿の一つとして,高齢者住宅・施設というものに目が
向けられるようになったといえます。ちなみに,日本の場合,今後10年以上にわたって
65歳以上は毎年60万人ずつ,75歳以上は36万人ずつ増えると予測されており,高
齢者住宅・施設の需要は急速に広がっていくと考えられます。
さて,先の3つの理由に対して,いつ,どこに住み替えるかということですが,これには2
パターンがあります。
①可能な限り自宅に住み続け,具合が悪くなったとき「介護施設」に住み替える。
②元気なうちに「有料老人ホーム」などに移り,必要なサービスを受けて生活する。
さらに,早めに住み替える②のパターンの人は,自分で判断や決定ができる比較的若
い時期(75歳前後)に住み替えを決定するため,住み替え先を自由に選ぶことができる
のに対して,すでに介護を必要としている①のパターンの人は,自己決定が難しいため
家族が決めることが多く,したがって,元気なときに選ぶ住まいとは視点が変わるという違
いが出てきます。
ここに挙げたいずれの場合も,住み替えの絶対条件として,「安全と快適」が確保されて
いること。住み替え先で,やりたいことをやりたいときに自由にできる「可能性」が保証され
ていることが,住まい選びの大切なポイントになってくるでしょう。
大阪の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
大阪老人ホーム・介護施設紹介センター
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